FUKUOKA・ASIA・MOOT‘99
Discussion Program
ディスカッションプログラム計画

9月4日 10:00 〜 17:00 会場:未定

このプログラムに関するお問合せは、プログラム部ディスカッション班 木下訓明 (田川1団)さんへ

「個」の時代へ...

集団は以前、個人を超越し、優先した。個人は集団に絶対の信頼を持ち、守った。この時個人は、実は自分達が極めて視野の狭いことに気付かなかった。しかし、世の中は進歩し世代は確実に移っていく。いつしか広かったはずの世界は、情報の名の下に狭くなってしまった。それによって個人は、世の中には沢山の価値観があり、また自らの価値観を持つことの素晴らしさを知った。次第に個人は、それぞれに多様な価値観を持つようになる。世の中は、次第にこれを許容していくようになる。だが集団は、この流れに気付くことなく、個人が変だと考え出す。しかし、変なのは集団だということを、個人は気付いている。個人のために集団があるべきということも。

時代は集団から「個」の時代へ..

「個」は子供たち 現在の世の中には多様な価値観が存在します。それはテレビや雑誌、音楽などのメディアを通して伝わり、またインターネットの驚異的な普及により今後更に広がると予測されます。これは一見に戦後民主主義の成熟の結果だ、などという見方もあるようですが、どうでしょう。しかし、このような世の中の流れはもう止まらないということを私たちは感覚的に自覚しているのではないでしょうか。

この流れを敏感に受け止めている現代の子供たち。もはや子供たちに既存の価値観に基づいて作られた社会構造は適さないのです。これを「最近の子供社会がおかしい」とか「社会にできた歪み」などと揶揄する見方もあります。しかし、逆に子供たちのこのような感覚的発達に社会構造の方が立ち遅れている、対応できていないという見方もできるはずです。

私たちに必要なこと 私たちは、スカウト達=子供たちと接するに当たって、また世の中の沢山の人たちと今後出会う中で「違い」というものを許容していくべきではないでしょうか。それは性別の違い、出身地の違い、職業の違い、国の違い、容姿の違いや、そして価値観の違いなど...。
南アフリカの新憲法制定の中心人物、A・ザクス判事は民主主義や人権その他人の営みを論じる際に平等への権利と同時に重要なのは「相違への権利」(right to be different)だと語りました。
これからの多様なものが許容される社会の中で、私たちに必要な感覚ではないでしょうか。

FUKUOKA・ASIA MOOT‘99ディスカッションプログラムテーマ

To be different−違いについて−



方   法
テーマに沿ったアクティビティー
 
基調講演
ディスカッション


基調講演

候補者@江川紹子(ジャーナリスト・評論家)

昨今、NHK青春白書のメイン司会者として現代の教育とその渦中にある子供たちの実態を取り上げ、また、いろいろな感覚で、いろいろな人生を歩もうとしている若者に密着取材を行うなど、多様な価値観の混在する社会に向う世の中で、子供たちや若者を取り巻く既存の価値観に基づいた社会構造とその関係を紹介している。 候補者A秋山 仁(数学者・元東京理科大学ローバースカウト隊団委員長) 現代の教育とその構造を作る大人社会が、今後多様な価値観の存在を受け入れる体制を持たなければならないと、自身の体験をもとに唱えている。

参加対象

私たちボーイスカウト関係者をはじめ、教育の現場関係の方々など、様々に呼びかけ広報し、興味を持たれる大勢の方々を対象とする。



現在の状況

広く協力、協賛を頂くために、各方面に出すための計画冊子を作成中(5月末完成)。また、基調講演候補の方々双方とただいまアクセス調整中